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Bigbeatのひとたち 2015.01.22 いま、つくり続ける「物語」―CD ツツミ氏 インタビュー

1月下旬、雨の降る赤坂の町に降り立つ、下町からやってきた新人記者「ミコシ(仮)」。寒さのせいか、はたまた武者震いか・・・入社前の初仕事に手を震わせながら、クリエイティブディレクターのツツミ氏に話を伺った。

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ミコシ:学生時代はどんな勉強をしていらっしゃったのですか?

ツツミ:バイトをしてお金をためて、3年間専門学校に行っていました。そこの映画学科では16ミリフィルムのカメラを自由に使わせてもらえたので、学校にはあまり行かないで映画ばかりとっていましたね。(笑)
フィルムをまわして撮っていると、現実を切り取ったような感じがして、当時はそれだけで楽しかったです。

ミコシ:映画を撮ることと、今の仕事に通じる部分はありますか?

ツツミ:映画を撮るというのは、自分の感情の発露だったり、自分のためにやるという部分があって、今の仕事の(広告)代理業というのは、人のためにやるという部分がある。ただそれを超えてしまえばどっちも「ものづくり」。うちのスローガン知ってます?

ミコシ:「ビジネスに、物語を。」ですか?

ツツミ:そうそう。仕事って物語づくりだと思うんですよ。物語をつくることで、お客様がどう見られたいかという姿を作り、それがユーザーに届く。映像は物語そのものを作るから、そういった点で、共通しているんじゃないかな。映像を作るときと今の仕事をするときで、頭の中に持っている感覚は同じです。

ミコシ:話は変わるのですが、前回の西タイの記事でおっしゃっていた、「やばそうな店巡り」は、まだやっていらっしゃいますか?

ツツミ:昨年は20件くらいやったね。ひと月に3件くらい。「アウェイ」な感じは慣れると快感だからね。(笑)

ミコシ:実際に行ったお店の中で印象的な出来事はありますか?

ツツミ:昨年泊まるところも決めていない一人旅をして、松江で、「やばそうな店」に入りました。スナックに。スナックってもうお店に来ている人って決まっているから、知らない人が入ってくると警戒されるんだよね。でもその時はみんな僕を面白がってくれて、泊まるところを決めていないというと、みんなで調べてくれました。

ミコシ:すごく刺激的ですね。

ツツミ:そういう「アウェイ」なところで、コミュニケートしていって、その人たちが「仲間」に入れてくれるかどうか、そこが勝負ですね。誰も助けてくれない空気感が好きで。ニーチェが言ってるんだけど、「反論するときに同じ意見の者を横に置いてはいけない」って。19歳のときにそれを知ってから「アウェイ感」ということを心にとめています。

ミコシ:それは多くの人と協力して仕事をしているということの裏返しなのですか?

ツツミ:この仕事はみんなで協力しなければならないけれど、それは仲良し同士でやっているのではなく、分からない同士がぶつかって、分かり合うことでいいものができるのだと思う。仕事をしていると、誰も自分のことを分かってくれないっていう時が、いっぱいくるからね!そこで負けないで向き合うと、色んなものが手に入る。その時のためにも「アウェイ感」に慣れておくのは大切です。

ミコシ:最後に、この記事を読んでいる就活生や私たち新入社員に何かヒトコトお願いします!

ツツミ:情報をとる癖をつけること、あとはこれはいいよ!と言われたことはやったほうがいい。あとは一人を怖がらない!「アウェイ」な空気に慣れる練習をして。あ、そうだ、僕は鈍感ですね。(笑)最初は鈍感でいること、そしてとにかくなんでも吸収してください。何にも知らないということは、何でも知りえるということだから。

ミコシ:ありがとうございました!

現状に満足せず、アウェイ感を楽しみ仕事をする。そんな自分の「物語」を作り続ける仕事人の姿を見た気がする。


※この取材の翌週、ツツミさんは突然逝ってしまいました。
私たちはツツミさんから、仕事はもちろん、考え方、遊び方、生き様、たくさんのことを学びました。
ツツミさんのことが大好きでした。ご冥福をお祈りいたします。
(株式会社ビッグビート 濱口豊 社員一同)

 
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